祖師堂である本堂には、本尊の日蓮上人像がまっられています。
本堂の前面に御小庵(ごしょうあん)があります。法窟の前に法窟と渡り廊下の建物でつながって建てられているお堂です。御小庵の始まりは、1260年(文応元年)に焼き討ちされた日蓮の草庵の跡に、日蓮の
支持者で下総(しもうさ)(今の千葉県北部)にいた、後に日常(にちじょう)といわれる富木常忍(ときじょうにん)が建てたものといわれます。現在の御小庵は元禄年間(1688~1703年)、尾張(おわり)徳川家の寄進によって再建されたもので、軒下の彫り物も手の込んだ建物です。