「品(ほん)」…生前の信仰の深さを表す。
「生(しょう)」…生前の善行の数を表す。
この二つを組み合わせ、九つの手形がつくられました
阿弥陀如来は、臨終のさいに人を迎えに来る如来です。そのとき来迎印という印相を結んで現れます。その来迎印の形が、生前の行いによって変わってきます。その種類が九つの手形になっています。
九品とは、浄土へ往生する者が、生前の性質や行いによって受ける九つの段階 … 仏像の手元を注視してみると、手を組んだり、指を曲げたりしている。これを「印相(いんぞう)」といい、仏像の判別やその仏像が何をしているのか? が解かる。